オランダ移住!家探しの苦労

2024年9月にオランダに移住し、フリーランスビザを取得した私の現在に至るまでの道のりでは、最も厄介だったのが家探しです。フリーランスビザの取得方法については多くのブログで紹介されていますので、ここでは省略しますが、私は家探しに約2ヶ月を費やしました。最大の後悔は、日本に滞在中に不動産会社に連絡をすべきだったことです。

オランダ移住後、私はKamernetという賃貸アプリを利用して家探しを始めました。日本では個人間賃貸が禁止されているようですが、オランダでは個人事業主として登録すれば、自身が所有する不動産の個人間賃貸が許可されています。そのため、Kamernetではプライベートオーナーからの貸し出しが大多数を占めていました。掲載されている物件はシェアハウスが中心で、月500ユーロからの物件がありました。

他にもParariusやFundaといった不動産サイトを利用しましたが、これらのサイトでは一人暮らし用のStudioタイプやFamilyタイプの賃貸物件が多く、価格も1500ユーロ以上と私の予算には合いませんでした。そのため、不動産サイトでの問い合わせはほとんど行いませんでした。

Kamernetでの契約手順は、まず案件に応募し、次に内見の予定を立て、最後に契約を結ぶという流れです。プライベートオーナーが多かったため、内見は必須のようでした。私はアムステルダムで月500ユーロから1500ユーロのシェアハウスを探していましたが、日本円で言うと約8万から25万円の範囲です。アムステルダムでは1000ユーロ以下の物件は非常に少なく、中心地から遠かったり、部屋に問題があったりすることが多いです。また、オランダ語を入居条件としている物件も多いため、1000ユーロ以下の案件は毎日5件程度しかアップロードされない状況でした。

私はアムステルダム近郊に絞り、200件ほどオーナーにメールを送り、10件ほど内見の返信をもらいましたが、オーナーから指定された日時と私の予定が合わず、結局内見に行けたのは5件ほどでした。内見には他の参加者が5〜10名いる物件もあり、オーナーと一緒に部屋を見て回り自己紹介をすることもありました。

最終的に契約できたのは、アムステルダム市内にある家賃900ユーロの物件で、イギリス人との2人シェアハウスです。1000ユーロを超える物件でも4人とシェアするものが多い中、かなり良い物件だと思っています。何よりもルームメイトがとても親切な方で、良い機会を得られたと感じています。

ただ、日本から渡航後3ヶ月以内に居住許可を得られなければ、観光ビザを延長するか他の対策を考えなければならなかったため、タイミングはギリギリだったと思います。個人的に一番の打撃は、家探し中の滞在費でした。もしオランダに知り合いがいるなら、その方のお部屋に少しでもお世話になることを検討するのも良いでしょう。アムステルダム近郊では、最安でも1日80〜100ユーロほどかかります。長期間のバックパッカーホステルには耐えられず、自分の音楽制作もできなかったため、ホテルを利用しましたが、結局滞在費だけで約6000ユーロ(100万円)かかってしまいました。

オランダ掲示板という日本人コミュニティサイトでは賃貸のサブレットを募集している方もいますが、ホテル代よりは安く貸し出される物件もあるものの、ルームメイトがいる場合もあるため、1人で滞在したい方にはお勧めできません。

ここまで長くなりましたが、オランダ移住を検討される方には、日本にいる間に少なくとも50件ほど物件にメールを送り、家探しの感覚を掴んでおくことを強くお勧めします!

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