先週、オランダ移住後2回目のAmsterdam Dance Eventに参加しました。去年はまだホテル暮らしで、家も仕事もないまま、Amsterdam Dance EventのProfessional Passを手にミートアップイベントに飛び込み、アーティストやレーベル、エージェントの方々とお話ししながら、自分の未熟さを痛感した時期でした。
今年の夏頃にようやくオランダでの生活に慣れ、制作にしっかり向き合える環境が整い始めました。自分の飲食ブランドを立ち上げ、ナイトクラブでも働くようになり、心の余裕も少しずつ戻ってきたところです。「来年こそプレイする側に」という思いで挑んだ今回、去年出会ったカナダのアーティストに招かれてレコーディングイベントで初めてDJとしてプレイし、A State Of Tranceを手がけるArmada Musicのパーティにも参加することができました。
会場には、普段YouTubeやSpotifyで聴いてきたアーティストが当たり前のようにいて、正直少し緊張もしました。それでも、この空気の中に自分がいられたことは、去年からの確かな前進だと感じています。憧れてきた人たちと同じ時間を過ごし、わずかでもつながりが生まれたことは、かけがえのない経験です。
自分のトラックがどれだけ成長できているかはまだ手探りではありますが、オランダでの音楽制作や生活に、良い流れが来ていることは間違いありません。残りの数か月、何かをしっかり掴み取る一年として締めくくれるように、また一歩ずつ進んでいきます。